昨年来、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、音楽業界が置かれている厳しい現状は、未だ改善されていません。

【聴衆を集めてのコンサートが開けない】

これは我々音楽家にとっては、存在する意味が無くなることに等しい状況でありました。

このコロナ禍の中で、活動の場所が無くなった音楽家たちは、配信という新しい伝達方法も使い、音楽と共生してきました。しかしながら、やはり「同じ空間の空気の振動を共有する」ということに勝るものはないと強く感じています。

このような社会の状況下で、聴衆も感性の疲労を起こしているように思えてなりません。「人の心に届く」なにかを作り上げる必要性を強く感じ、この団体を立ち上げました。

2021.08.25